コンクリートの腐食はなぜ生じるのか


汚水に含まれている硫黄分が細菌(硫酸塩還元細菌と鉄酸化細菌)によって硫化水素に変えられます。この硫化水素は壁面に棲息している細菌(硫黄酸化細菌)によって硫酸に変化します。さらにコンクリートの主成分である水酸化カルシウムはこの硫酸の作用により硫酸カルシウム(二水石膏)に変化します。これが腐食といわれているものです。