初めに、2025年1月に埼玉県八潮市で発生した下水道陥没事故により尊い命を失われた方に、謹んで哀悼の意を表します。また、下水道が使用できなくなるなど、日常生活に大きな影響を受けられた地域の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
また、事故発生直後から復旧にあたられた行政機関、自治体、そして関係企業の皆さまが昼夜を問わず迅速な対応をされたことに、深く敬意を表します。官民が一丸となって被害拡大を防ぎ、生活インフラの回復に尽力されたことは、社会インフラの重要性を改めて示すものでありました。
道路が突然陥没する──この出来事は、下水道という社会基盤が、私たちの想定を超える速度で老朽化し、極めて厳しい環境下に置かれていることを明らかにしました。
協会としての使命は、「日々の暮らしを当たり前に支えるために、腐食しない・壊れないインフラを届けること」その責任の重さをいま一度、深く受け止めております。
さて、ビックリートは開発から30年を迎え、2025年1月の事故以降、問い合わせは確実に増加しており、下水道老朽化に対する社会の問題意識が高まっています。
ご承知のとおり、防菌コンクリート製品『ビックリート』は、
・硫化水素の発生抑制
・腐食に対する極めて高い耐久性
・長寿命化による維持管理コストの低減
といった特性を備え、老朽化が社会課題となる現在、まさに必要とされる技術です。
この30年間で多くの現場で実績を積み重ねてきました。
また、協会として継続的に行ってきた現場追跡調査においては、供用20年以上の施設で腐食深さ0〜数mmという結果が確認され、その耐久性が実証されている製品です。
私たちを取り巻く環境は不確実であり、人口減少、財政的制約、インフラ老朽化といった課題は一層深刻さを増しています。しかし、その根底にある問いはただ一つ、「持続可能な社会をどのように実現するか」ということです。
腐食しない下水道インフラは、その重要な解のひとつです。
協会としましては、行政・自治体・会員企業の皆さまとこれまで以上に連携し、社会インフラの安全と安心を支える技術として、ビックリートの普及を一層進めていくことに全力で取り組んでまいります。
